HOME >

コーチングとは? コーチングを知る

スポンサードリンク

<コーチングの歴史>

コーチングという考え方は1500年代にすでに登場していて、ガリレオ・ガリレイが「人に教える事は出来ない。人が悟る様に手助けする事は出来る。」と言っている言葉からもわかります。そして16世紀に「コーチ」という言葉が英語として使われる様になりました。元々は「馬車」という意味で、そこから「大切な人をその人が望む所まで送り届ける」という意味から派生し、多くの分野で使われる様になったのが語源です。

1840年代には英国オックスフォード大学で、受験学生を指導する個人教師の事を「コーチ」と呼ぶ様になり、更に1950年代には経営関連用語として「コーチ」という言葉が登場する様になりました。1959年、当時ハーバード大学教授が「マネジメントの中心は人間であり、人間中心のマネジメントの中でコーチングは重要なスキルである」と本に書いている事からもわかります。その後、1980年代になるとコーチングに関する出版物がとても多くなり、1992年後半には米国でコーチを育成する機関Coach Universityが誕生し、コーチの育成プログラムを提供する様になります。その背景には当時のアメリカ経済の不況が大きく影響しています。

<コーチングとは?>

 コーチングとは、目標達成や更なる向上を目指して相手を勇気付け、やる気を引き出して相手の自発的行動を促すコミュニケーションスキルで、相手の目標達成をサポートする技術です。  人は期待をされると応えようとします。そして人には達成したいと思う気持ちや目標があります。目標に向かって自己成長欲求を刺激して、自ら考えさせ行動を促す為に各自の特性を最大限に生かし、本来持っている能力を発揮させる事を目的としたコミュニケーションサポートすることで、目標をより早くより多く達成出来る様にサポートするのがコーチングです。

つまり人間心理を把握し成長のきっかけを与えるのがコーチングで、具体的には質問を投げかけて、相手自身に考えてもらう事により答えを明らかにしていきます。  「スピード・効率・成果」は今やスポーツの世界だけの話しではなくビジネスの場、日常生活の場にも広まってきたのです。

ビジネス世界におけるコーチング

著しく変化する現在、企業は起き残りを掛けた厳しい状況の中にあり、消費者本位の物作りや顧客の満足を第一に考えた企業経営が必要となってきています。この様な時代の中で環境変化に対応し、新しい分野を切り開く人材を育てていかなければなりません。それには目的達成の為、上司から部下への強制的な一方的支持命令型コミュニケーションではなく、共生的人間関係という新しい人間関係を築くという考え方が必要となります。つまり双方的質問型のコミュニケーションが基本となり、その過程で発揮されるコミュニケーションスキルがビジネスの場におけるコーチングなのです。

日常生活におけるコーチング

激しく変化する社会状況の中、一人ひとりの身の上にも非常に多くの新しい事が起こっていて、インターネットなどの進歩により以前とは比較にならないほどの膨大な量の情報が実にスピィーディーに流れ込んできます。つまり多種多様化した情報のもとで、一人ひとりも多種多様化している今、各自の気持ちを理解し自分の価値観を人に押し付けない事が重要になります。そのためには、自分自身が考え、自分とは何か、自分の考え方とは何かをよく知っておく必要があり、その上で人の気持ちを理解してく事が大切になってきます。多様化、複雑化している人それぞれの気持ちを互いに理解する過程で発揮されるコミュニケーションスキルが日常生活の場におけるコーチングです。

<コーチングの必要性>

現在のビジネス環境は、多種多様化、スピード化が進んだ情報に的確な対応をし、会社の目標を達成する為に経営者自身、そして管理職自身が会社の目標を明確にし、それを達成する方法を自分一人で答えを出すのではなく、部下の意見を聞き入れ、吸収してその中から一緒に答えを見つけて行くことが必要とされます。ですから、今までの様な上下関係は崩壊しつつあり、この状況の中では部下の考えている事を的確に捉え、迅速に行動出来るコーチングスキルを持った人材、つまり求められるのは自分の考えで自ら動ける人材なのです。この様な現実を目の前にして、新しい心理学の考えや教育学の視点から各自に合わせた人材育成指導をしなければならない時代なので、コーチングが必要とされているのです。

<コーチングと関連する手法>

問題の大部分がコーチングで解決出来ると考えられていますが、コーチングとはある一定以上のレベルに達している人に対して効果的なのであって、万能ではないという事を覚えておいてください。つまり、目標達成の為の意欲の高さとスキルの高さが大きく関わってきます。ですからコーチングは相手の熟成度や問題の事柄に応じて育成方法は様々に異なるのです。一定以上のレベルに達する前段階では問題解決の手法が変わってきます。

カウンセリング(心理カウンセリング)

カウンセリングは精神的な問題を抱えている健常者が対象です。どちらかと言えば治療的な性質を持ち、傾聴する事によりクライアントの問題解決をカウンセラーが手助けする手法で、マイナスからゼロ地点に立つ事で目的は達成します。つまりカウンセリングは問題の原因を発見し癒す事を目的とし、コーチングはクライアントの特定分野における成果の向上を目的とし、成長ポイントの気付きを促し自ら成長を手助けする事なのです。カウンセリングがマイナスからスタート地点への移行をサポートし、スタート地点(今)から未来への移行をサポートするのはコーチングの役割なのです。

コンサルティング

コンサルティングの基本は、特定専門分野に限定して行われるもので、これに対しコーチングはクライアントや対象分野を選ぶ事はありません。ですからコーチングはその分野の専門知識がなくても目標達成の効果を引き出す事が可能なのです。コンサルタントはいわば「顧問役」で、コーチは「相談役」という様に区別して表現出来るでしょう。つまりコンサルタントは行動を提案する事はあっても、各自の行動を引き出すことはしない、という点に大きな相違があります。

アドバイジング

第三者の視点から状況を掴み、客観的に助言や忠告を与えるのがアドバイジングでコーチングにも必要な要素と言えますが、大きく違うのはアドバイジングでは助言「〜した方がよい」「〜すべきである」という発言をしますが、コーチングではクライアントが目標達成までを見届ける役割を果たすという点です。

ティーチング

ティーチングには技術や知識、ノウハウを教えるマニュアルの様なものがあって統一的な側面があるのに対し、コーチングは個々のクライアントに合わせて各自の自発的な成長を促すための質問型コミュニケーションで進めて行きます。ティーチングとコーチングの相違を簡単に言うならば、ティーチングは基本的に命令型でコーチングは全く逆の質問型で共生的人間関係を結んでいきます。

メンタリング

メンターとは信頼のおける相談相手、良き理解者、師匠などという意味で用いられ、メンタリングとは企業において経験豊富な先輩社員が後輩社員に対し、経験に基づいて指導や助言を行う事をいい、ビジネスコーチングと同じ意味で使われています。未経験の分野についても対象とする事が可能なのがコーチングで、メンタリングとの大きな相違点です。

マネジング

様々な解釈されがちなマネジメントですが、ここでは経営資源を活用して経営目標を達成する事を定義します。コーチングにおいては対象者の可能性を更に引き出そうと試みるのに対し、マネジングは現在の能力を生かして成果を出すという点で大きな相違があります。    

スポンサードリンク

このページのトップへ